永遠のヒーローX1

こうして文章にして吐き出せば少しは心が軽くなるかなと思って書きます。

 

私の大好きなX1が突然、何の音もなくハラハラと目の前から姿を消しました。2日たった今でも信じたくないし、夜はきっと嘘だ思いながら眠りにつくけど、朝起きればそれは紛れもなく事実でした。「今までありがとう」なんて言えません。本当に終わる気がして。メンバーの手紙が続々と公開される中でも往生際の悪いオタクなのでまだX1の後ろ姿を追いかけています。

 

確かに順位は操作されたものだったのかもしれません。

でも、彼らの朝日に照らされて輝く朝露のような夢も努力の血と汗で真っ赤に染まった練習着も靴も床も鏡もマイクも全て「本当」です。そこに嘘はありません。少なくとも私が見てきた4ヶ月の番組中、デビューしてからの5ヶ月間は。

一緒に泣いて笑って過ごした時間も、『One it』と呼んでくれたことも、ステージの上で太陽のように1番星のように輝いていた姿も事実としてそこにあって、無かったことになんてどんな徳を積んだ人でもできないことです。

 

彼らがたくさんのものを犠牲にしてまでした努力も夢も踏みにじって壊してはいけないもので、ましてや簡単に触れることも許されない崇高なもの。

期間中も終了後も苦しかっただろうに、そんな番組を見て楽しんでいた私も同罪だと思うと心が苦しくて、ごめんねの一言も言えないでいます。

 

エムネにもPDにもCJ ENMにも各所属事務所にも言いたいことは沢山あるけど、私はそっち側と同じレベルまで成り下がりたくないし、絶対に成り下がらない。

 

かれこれ10年近くK-POPのオタクをしてきました。いくつものグループの解散を経験してきました。

でもこんなに心が痛い解散は初めてです。

「今までありがとう、いってらっしゃい」と、「また会おうね」と堂々と手を振って背中を押して送り出してあげるべきなのに、そう出来ないことが辛くて申し訳ない。行かないでとまだ残る彼らの影と残像に縋り付いて泣いているのが苦しい。

 

とても強くて努力する彼らなのできっと次の夢や目標に向かってもう足を進めているかもしれません。今よりもっと素晴らしい輝いた姿を見せてくれると思います。それがどんな形であろうとも。

 

私自身、オーディション番組で何の操作もないことはあり得ないと思っているし、芸能界なんてそんな場所だと思っているけど、

次に彼らと会う時は不正のない公正で努力が正しく評価される世界であることを、彼らを傷つけるものが何もない世界であることを、本当の蝶のように羽ばたける世界であることを願っています。

 

スンウ、スンヨン、ウソク、ヨハン、ハンギョル、ジュノ、ドンピョ、ミニ、ウンサン、ヒョンジュン、ドヒョン。

 

もう『fly high』から始まる自己紹介を聞くことも『One it』と呼んでくれることも二度とないかもしれないけど、それぞれの進む道が交わる事がないかもしれないけど、スンヨンが書いていたように見えない糸で繋がっていると信じて、ここで待っています。いつかまた会える日まで。そうすればきっと一緒に過ごした時間は嘘にならないから。

 

X1からの手紙に「幸せな時間をありがとう」って書いてるけど、こっちがもっと幸せな時間をありがとう。一緒に歩いた道が花道じゃなくてごめんね。

 

X1とお別れすることが受け入れられずに前を向くこともまだ少し時間がかかりそうだけど、「今まで」という言葉は本当に本当に全てが終わってしまいそうなので言えないけれど、

 

いつかの誰かの歌にあるように

『さよならは 別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束』

だから、私たちも少しの間さようなら。

One itでとても幸せだし、とても愛してます、いつもありがとうX1。永遠のヒーロー。